2013年4月8日月曜日

女のカンの正体-何故に男の浮気は見つかるか-

先日は友人女性の結婚式に出かけ、男と女が新たに人生の扉を開く過程を見てきました。
愛し合う二人の人生の門出というのは、やはり感慨深いものですね。
ということで、今回も技術的なテーマにフォーカスして投稿します。
「女のカンの正体-何故に男の浮気は見つかるか-」です。


長期記憶と短期記憶

まず最初に、男性と女性の記憶の違いについて。
男性は短期記憶が得意と言われ、そして女性は長期記憶が得意と言われています。
女性は出来事をその時の感情とともに覚えることが多く、感情と共に記憶した内容は長期記憶に保存されるそうです。
思い出(データ)を記憶する際に、その時の「感情」をインデックスにして脳に保存するイメージです。

男性は女性に比べ、論理的にモノゴトを考えようとします。
論理的に考えるために必要な期間でしか記憶をしようとしません(短期記憶)。
なので、たいがいの思い出が1週間もすれば脳みそから消えてなくなります。

男は記念日を忘れやすい

「●×記念日を男性が忘れやすい」といったことも、記憶の違いで説明できます。
男性が演出する素敵な二人の時間を、女性は「楽しさ」や「嬉しさ」等の感情とともに「記念日」として長期記憶に保存します。
逆に、記念日を演出する側の男性は、女性に喜んでもらえるようにコストパフォーマンスが高く、印象の高い時間を提供しようと考えます。
それは実は論理ゲームを解くようなものなのです。
男性がデートの演出に慣れれば慣れるほど、短期記憶の中にしか残りません。
結果、尽くした側の男性の方が記念日を忘れやすく、尽くされた側の女性は記念日を覚えているという、逆説的な事象が起きるのです。

男と女の口喧嘩

この記憶の違いが男女の口喧嘩にも現れます。
女性は一度感情的になってしまうと、「悲しみ」や「つらさ」が心を渦巻き、そして嫌な思い出が頭の中に浮かび、まさに春の嵐のようになります。
今まで蓄え続けた大量のデータから、男に対する「嫌な思い出」が検索結果として溢れかえり、それがさらに女性の感情を高ぶらせます。
検索した覚えもない男性に対する「恨み」、「つらみ」、「憎しみ」の検索結果が頭中を駆け巡り、本来愛すべき男性に対して罵詈雑言を浴びせることになるのです。
男性にしてみれば「なんでそこまで覚えているの?」と女性に対して恐怖を抱きます。
が、それは女性が男性を憎くて吐いているのではなく、目の前に溢れ出てくる検索結果を女性自身も処理できなくなり、錯綜している状態なのだと理解してあげると良いのかもしません。
(本当に憎くて男性を問い詰めている場合もあるでしょうが。。。)

「女のカン」とは長期記憶と疑う回数の多さ

さらに「疑う」ということにも男女の違いが出ます。
女性は男性よりも大量の記憶の中で、男性を疑うことが出来ます。そして、男性の怪しい行動をその時の「嫌な気分」とセットにして、長期記憶に格納します。
積もり積もった怪しい男性の行動をもとに、日々のコミュニケーションの中に、様々な「罠(カマ)」を散らし始めます。
そして男性の罠に対する反応を一つ一つ「嫌な気分」で長期記憶に保存していきます。
クリックした内容で、利用者の趣味・志向を特定していく「行動ターゲティング広告」のように、女性は男性の行動・コミュニケーションから、統計学的手法で男性の浮気疑惑の「確度」を上げるのです。
これらの統計的手法において、確度を上げるためには、疑う回数(母数)が必要となります。
ですが、情報を収集していると分かられると「俺を疑うのか?」と逆切れされるため、女性は「罠(カマ)」をなるべく男性に見えないよう、少しずつ盛り込んでいく訳です。

つまり「女のカン」というのは、長期記憶と疑う回数から成り立っており、「的中率」は実は大したことないんじゃない?という自説でした。打率じゃなくて打席数ですね。

「携帯見せて!」、「メール見せて!」等、女性からえげつないことをされている男性もいるかもしれませんが、そのような蛮行を取る前に、既に男性は詰んでいた可能性が高いです。
まぁー「女のカン」が外れたところで、何の悪気もなく「わたし考え過ぎだね〜ごめん><」とか簡単に言って終わるわけですし。

「女性はGoogleのデータセンターであり、男性はファミコン並みの性能しかないことを覚悟して、男性は浮気しなさい」という飲み会用プレゼンネタでした。以上。

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